子宮がイナバウアー 子宮筋腫&内膜症手術体験記(不妊治療)

子宮筋腫摘出と内膜症剥離手術体験記、不妊治療についても

不妊治療⑤ 運命の採卵日 〜採卵後、安静室にて〜

人生初の全身麻酔で不思議体験をした私。

どうやら採卵は無事終わったようです…。

 

 

安静室まで運ばれると看護師さん数人がかりで

ベッドによいしょ!と載せられました。

(重くてすんません…!)

 

「何かあったらナースコールして下さいね。」と

近くにボタンを置いて看護師さんは去っていきました。

しばらくは寝てるんだか起きてるんだか

よく分かんないような状態でぼんやりしていました。

 

その後麻酔のせいか気持ち悪くなってきたので

ナースコールをしたらすぐ看護師さんが来てくれました。

「気持ち悪い」と言うとガーグルベースを渡してくれて背中をさすってくれました。

2回吐きました。

 

吐いた後はすごく楽になって、意識もはっきりとしてきました。

 

あの麻酔中のジェットコースターの事を思い出しながら、

昔見たコンタクトという映画に似ているなぁと思いました。

後日映画を見てみたら、女性宇宙飛行士が宇宙に行くシーンと確かに似ていました。

 

それから、ずっとヒゲダンのCry Babyが流れていた件も

待合室のTVで東京リベンジャーズの映画の宣伝を見ていたから

アニメの主題歌のその曲が流れていたのか~と気づきました。

Cry Baby

Cry Baby

  • provided courtesy of iTunes

 

 

その後、ほうじ茶が支給され、少しずつ飲んでみて下さいと言われたので

ほんのちょびっと飲んでみます。

ほうじ茶くらいなら何とか飲めそうです。

 

その他にもえびせんやらお菓子が何個か添えられてましたが

全然手を伸ばす気になれずに「持って帰ろう」と心の中で誓いました。

 

 

指示があり、12:20頃着替え始め、

旦那さんからLINEがあったのでしばらくやり取りをしていました。

 

12:45頃声がかかり、駐車場で待機中の旦那さんを呼んで

先生から今回の採卵についての説明がありました。

 

卵は全部で17個採れたそうです。

その中から良い卵だけを凍結します。

果たして何個生き残る事ができるのでしょうか…?

 

 

不妊治療④ 運命の採卵日 〜全身麻酔による不思議体験〜

採卵日当日。

 

今日は全身麻酔をするので行き帰りは旦那さんに送り迎えしてもらいます。

指定された時間より20分程早くクリニックに着きました。

 

指定の時間8:45が過ぎ、9時を過ぎてもなかなか呼ばれません。

受付の人にまだですかと聞いてみるも、もう少々お待ちくださいと言われたので

そわそわしながら待合室でTVを見ていました。

ちょうど東京リベンジャーズの映画をやっている頃で吉沢亮君が出ていました。

 

9:15頃ようやく呼ばれ、

朝自宅で採取してもらった旦那さんの精液を提出場所に出しに行きます。

 

その後安静室に移動し、スリッパと病衣に着替えます。

着替え終わると看護師さんに言われるがままベッドに横になり、

血圧測定、リストバンドの確認・装着後、点滴をされます。

 

そしていよいよ採卵室に移動します。

いかにも手術室な感じがして緊張が増します。

 

診察台に横になると

体にペタペタと心電図モニターやら血圧計やらが装着されていきます。

 

診察台が上がっていく中、緊張が伝わったのか

看護師さんが「緊張しますよね。初めてですもんね。」

と声をかけてくれて少しホッとしました。

 

いつの間にか先生がいて

「はい、じゃあ今日は採卵ですね。頑張りましょうね。」と声をかけてくれます。

 

先生がいつものように経膣エコーでお腹の中を確認し、

「じゃあ、麻酔が入りますね〜」という看護師さんの声を聞きながら

麻酔が効いてきたのか、ここからがすごい体験でした。

 

聴覚だけ残っている感じで看護師さんや先生の声が聞こえる中、

幾何学模様の壁の中をジェットコースターでビュンビュン進んでいるような

状態になりました。

時間が、周りが物凄いスピードで流れていくんです。

しかもその間ずっと音楽が鳴っていて、曲はヒゲダンのCry Babyでした。

 

やがてジェットコースターが光の中に飛び込んで、

次の瞬間には自分がうーうー唸っている声が聞こえてきました。

看護師さんが「あと少しですよー!頑張りましょうねー!」と声をかけてくれています。

 

確かに唸っているのは自分なんだけど、

それをちょっと離れた上の方から見ているような感覚でした。

痛みは無いんですが何となく苦しくて痛いような気がしてうーうー唸ってるんです。

 

しばらくすると先生の「はい、終わりですー。」

という声が聞こえ、どうやら採卵は終わったようです。

 

ぼんやりとした意識の中、ガラガラとストレッチャーで安静室まで運ばれていきました。

 

次回、「運命の採卵日  〜採卵後、安静室にて〜」

 

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不妊治療③ 採卵までの道のり 〜注射、注射、また注射〜

手術は怖い!と駄々をこねる私に、新しいクリニックの先生は

「採卵をする事で初めて見えてくる物がある。」と最もらしく語ります。

 

怯えつつも「とりあえずすぐ手術しないで済めばいいや…。」

という先延ばしの精神で先生の言う通りに採卵をする事にしました。

 

 

採卵スケジュール

DAY1 生理開始

DAY2 診察    ゴナール150 自己注射

DAY3       ゴナール150 自己注射

DAY4       ゴナール150 自己注射

DAY5       ゴナール150 自己注射

DAY6       ゴナール150 自己注射

DAY7 先血エコー ゴナール300 院内注射

DAY8       ゴナール300 院内注射

DAY9 先血エコー フェリング225 院内注射 セトロ 院内注射

DAY10  先血エコー フェリング225 院内注射 セトロ 院内注射

DAY11  先血エコー

DAY12  先血エコー オビドレル 自己注射21時、ブセレキュア点鼻薬23時、24時

DAY13  採卵日  

 

翌月、生理2日目にクリニックに行き

ゴナールエフという自己注射を5日間打つ事になりました。

自己注射は前のクリニックで人工授精をした時にも使ったので慣れっこです。

 

自己注射が終わってからは毎日クリニックに通います。

 

クリニックに行くと採血され、その結果を元に

ゴナールやらフェリングといった排卵誘発剤の注射や

セトロタイドという逆に排卵を抑える注射が打たれます。

 

この時は6日連チャンでクリニックに通い、7日目が採卵日に決まりました。

 

採卵前日にはオビドレルという排卵をさせるための自己注射と、ブセレキュアというこれまた排卵のための点鼻薬を2回スプレーしました。

 

採卵日までに針を刺した数17回!!(採血含む)

まさに注射、注射、また注射でした・・・。

 

 

そして次回は「運命の採卵日 〜全身麻酔による不思議体験〜」です!

乞うご期待!!

 

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不妊治療② 新しいクリニックへ 〜子宮内膜症発覚!〜

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近所のクリニックで人工授精を4回試みるも、全て不発に終わった私。

体外受精へとステップアップすべく別のクリニックに通い始めました。

 

新しいクリニックでまずは今までの治療歴を話し、

それを受けて先生が治療方針の大枠を提案してくれました。

 

①まず、MRIを撮って子宮筋腫の詳細を確認する

 

②筋腫を取る手術が必要なら、手術のできる病院で予約を取る

 

③手術の順番待ちの間に(おいそれと手術できるわけではなく大抵数ヶ月順番待ちする)

採卵し、受精卵を凍結しておく

 

④術後は3ヶ月〜半年子宮を休ませなければいけないので

子宮が落ち着いたら、卵をお腹に戻す

 

こんな感じで1年弱かかるであろう中期計画が打ち出されました。

旦那とも相談しつつ、とりあえず先生の方針に乗っかって治療をしてみる事にしました。

 

 

手術はできれば避けたいけれど、まずは筋腫の状態を詳しく調べない事には始まらないので先生の紹介してくれた病院でMRIを撮る事に。

 

結果は、小さな筋腫(4mm〜27mm)が無数にあり、卵が着床する場所(つまり邪魔な場所)にもある。

また、子宮内膜症により子宮が後屈になっているとの事。

 

ここで初めて子宮内膜症が発覚!

子宮内膜症により子宮が恐らく腸と癒着していて後屈になっている、

このブログのタイトルでもある子宮がイナバウアーしている状態だったのです。

 

体の横から見た時、子宮は通常前屈(おへそ側に傾いてる)ですが

私の場合は後屈(お尻側に傾いている)でした。

 

これによって妊娠しずらい状態になっている可能性があるそうです。

 

 

結果を受け、クリニックの先生からはやはり手術をした方が良いと言われました。

 

できれば手術を避けたかった私は、その恐怖を先生に伝えました。

 

先生は「採卵をする事によって初めて見えてくる物がある。」

と言うので手術はさておき、とりあえずは採卵をしてみる事に…。

 

 

次回は「採卵までの道のり〜注射、注射、また注射〜」です。

 

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不妊治療① 近所のクリニックへ 〜人工授精、子宮筋腫発覚!〜

コロナの影響で会社の休みが増え、ようやく重い腰を上げて近所のクリニックへ→

 

ところが人工授精を4回やるも子供はできず、

先生からは次のステップに進んだ方が良いとのお話がありました。

 

人工授精は医者が排卵日を見計らって、指定した日に旦那さんの精子を子宮内に注入する、

まぁ人工といっても自然に近い不妊治療です。

(超~ざっくり言ってます。

 詳しく知りたい人は病院の記事とかたくさんあるのでググって下さい。)

 

大体3~4回人工授精をすれば、人工授精じゃ子供できない人はできない!

って分かるようで、私はできない口でした。

 

次のステップというのは体外受精です。

 

体外受精は卵胞から卵子を取り出し、精子と掛け合わせて受精卵を作り

最終的にはそれを子宮内に戻すという不妊治療です。

(超~ざっくり言ってます。詳しくはググって下さい。)

 

人工授精じゃどうにもならんっ!って人が進む既定路線なんですが、

これがまあ金はかかるし体への負担はあるしそれなりに大変な治療です。

詳しくは後ほど記事にできればと思います。

 

私もその既定路線に乗って体外受精へとステップアップして行く事にしましたが、

ここで先生に言われたのが、ようやく出てきました、

子宮筋腫です。

 

クリニックに通い始めてすぐに子宮筋腫がある事は指摘されていたのですが、

次のステップに進むからにはこいつもちゃんと診といた方がいいよという事でした。

 

そのクリニックでは体外受精はできないので

紹介状をもらい、今度は家から車で50分かかる別のクリニックに通う事に…。

 

 

前途多難の不妊治療!

次回は「新しいクリニックへ 〜子宮内膜症発覚!〜」です☆

 

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初めに

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初めまして、ともと申します。

36歳 既婚 子無し 会社員 です。

 

2021年9月、子宮筋腫と内膜症の腹腔鏡手術をしました。

 

手術の体験を記事にして、これから手術を受ける人・検討中の人の参考に少しでもなればと思い、ブログを始める事にしました。

 

まず、なぜ私が今回の手術を受ける事にしたかと言うと、不妊治療の一環です。

 

籍を入れて、家を建て、結婚式、新婚旅行と順調にこなし

さてそろそろ子供でも、と子作りを始めましたが、まあできないできない

子作り開始から8年経ってしまいました。

 

元々何が何でも子供が欲しいと言うわけでは無かったのでのんびりしてたんですが、

2020年、コロナ渦で会社の休みが増え、時間ができた事もあり

身しめて近所のクリニックに通い始める事に。

 

そこで初めて指摘されたのが、子宮筋腫でした。

 

次回は近所のクリニックでのお話です。

 

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